
Boston留学記 <第一回>ー大野修吾郎さん
こんにちは。
北海道大学医学部医学科5年の大野修吾郎です。
私は5年生の9月から大学を休学して1年間ボストンのハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院(MGH)の移植外科部門に留学に来ています。
私は移植外科医を目指していて、日本で研修した後、外科レジデンシーとしてアメリカで働きたいと思っています。将来的には日本の移植を変えていきたいと思っています。
今回はコラムの第一回目ということで今月の生活についてお話します。
MGHでの実習では、朝7:30からカンファレンスに参加し、アメリカのメディカルスクールの学生、レジデントの先生と一緒にラウンドを行っています。その後、患者さんの治療方針についてのカンファレンスがあります。
日によって変わりますが、生体腎移植、肝移植の手術を午後は見学しています。またcallが入るとfellowshipの先生と他の病院に臓器を取りに行くこともありました。日本ではあり得ないのですが、脳死患者はアメリカでは死体扱いなので、術野に入ることができます。そこでfellowshipの先生が色々と教えてくれます。
次に生活についてですが、ありきたりのことしかかけないので今回は家についてお話をします。ボストンの家探しは今回の留学準備で一番苦労しました。ボストンでは基本的にインターネット上でshare house仲間と家を探します。私は、ボストンの前にポーランドの病院で一ヶ月実習しており、ポーランドから色々な人に家のサイトを紹介してもらったのですが、詐欺なども多く、結局見つからないままボストン行きの飛行機に乗りました。到着したのは17時で野宿も覚悟していたのですが、とりあえず行ってみようと思い、そこから目星をつけていた家にアポなしで突撃してその場で家を確認し、契約しました。1日目から野宿にならなくてよかったです。
そこでのルームメイトはハーバードやMITの学生ばかりで、いつも面白い話を教えてくれます。その友人に紹介してもらい医学生にUSMLEのstep2csの勉強を手伝ってくれることになりました。
ボストンの生活は楽しく、一般に開催されている勉強会が多く、日本人研究会、ベンチャーカフェなどのイベントがあり、刺激的な毎日をおくれています。