
サンディエゴで学んだ米国の研究体制
一問一答コーナー
名前:藤原 啓 (Kei Fujiwara)
所属大学・学年:東北大学・6年
留学先の国:アメリカ合衆国
留学先の大学(機関):サンフォード・バーナム医学研究所
留学の期間:3年次/2016年11月8日~2017年2月28日
留学の目的:研究留学
留学の費用(概算):100万円弱(諸事情あり)
-学費:無料
-家賃:975ドル/月→900ドル/月(ホームステイ)
-生活費:10万円/月(食費など)
-渡航準備(保険、航空券、Apartmentのdepositなど):航空券 往復200000円弱(JAL空港),携帯電話 端末80ドル 通話料45ドル/月, 1回目のホームステイのデポジット541.12ドル
プログラム(仲介してくれた機関/人):大学の研究室
利用した奨学金:なし
VISA:ホームステイ
保険:J-1
留学中の住まい:大学の学研災
【プロフィール】
こんにちは、東北大学医学部医学科6年の藤原 啓と申します。部活は全学と医学部の陸上部で長距離をしています。将来は、脳神経外科の中の小児てんかん外科の分野に興味があります。この分野は日本では治療や体制で海外に比べ遅れをとっています。そのため、将来、この分野の勉強の為、フェローでの海外留学を考えています。しかし、この当時は正直ただ何となくアメリカに行ってみたいという気持ちで留学しました。卒後は、地元の岩手県で初期研修を行う予定です。
【サマリー】
・研究のプロセス
・臨床にもつながること
・日本と米国の研究体制の違い
Q1. 留学中にカリキュラムで学んだことについて
日本人の研究室の先生方にお世話になりました。企業秘密なので詳しくはあまり言えないのですが、TMEM2という細胞膜に存在するヒアルロニダーゼと反応するタンパク質を調べる実験を手伝わせてもらいました。実験自体は失敗に終わってしまいました。
実際に研究に携わってみて、想像力、論理整合性、根気はもちろんのこと、更に、考えられる結果の予測、計画性、そして実際の結果に対して軌道修正する能力が必要であると感じました。
そして、自分が取り組んできた中では、研究の内容を、なぜそうなのかまでしっかり理解すること、分からないことはその都度調べること、全ての情報を学習しようとせず、取捨選択することの3つを意識させられました。これらの事は、これから臨床に進むうえでも繋がる大切なことです。
また、米国と日本の研究職の待遇、制度の違いも学ぶことが出来ました。
米国の基礎の研究では、ポスドク後、アテンド(補助金)の申請が通れば(色々と計画書など書類審査が大変だが)、誰でも独立して教授として研究室を持てます。一応所属は○○病院、○○大学ですが、研究は自分の裁量で行えます。
まず教授選に勝ち残らなければならず、その上ある程度所属組織の方針に従わなければいけない日本とはことなります。
失敗した時の責任も大きく、成功した時の見返りや自由度も大きいのが特徴です。
留学の4か月間、非常にかけがえのない経験をさせてもらったことに感謝です。
Q2. カリキュラム以外の、留学先ならではの現地での生活について
1.生活リズム
研究室は、平日朝7時位〜午後4時位でした。朝は6時のバスに乗るのに、大体5時半起床で、帰りは4時くらいのバスに乗って5時頃帰宅しました。休日は、大体休みでした。ごく稀に研究室がありました。
2.移動
基本的にバスで行いました。サンディエゴ市内の主要なところへはほとんどバスでいけ、Google map で経路を調べました。
トロリーという電車の駅に自動販売機があるので、そこでCompass Cardというsuica的なものを買えばバス、トロリーで利用でき、インターネット上でチャージできるので便利です。主に、72ドルで30日間バス、トロリー乗り放題のものを使っていました。
他に、旅行先やバスがない時間帯などにはUber、Lyftというタクシーアプリを使っていました。割引クーポンとかがどこかでもらえると思うので、大事にしましょう。誤って捨てないように。
3.携帯電話
現地でプリペイドの携帯を購入するなどして、現地で電話ができるようにすることは必要です。電話だけのものなら月10ドル程度で収まります。
ただ、出かける時などGoogle mapが使えるととても便利なので、余裕があればスマホをプリペイドでの購入を検討してもよいと思います。Walmart 等で購入できます。
Docomoは1 day パケットを利用可能です。しかし、やはり通話料がデータ通信込みで1日980円と割高なので、別途でプリペイド携帯を買うべきです。僕は、データ通信無しの1ヶ月30ドルのプランを使っていましたが、思った以上にネットを使うので(道やおすすめスポット、そして時刻表などを調べる)、データ通信ありの1ヶ月45ドルのプランを強くすすめます。
ある先輩は、auのiphone限定の技で、AT&T系列のSIMカードがそのまま使えるため、現地でSIMカードを購入し、プリペイドのプランで利用していました。これは非公式な裏ワザ的なものなので自己責任でお願いします。しかも、SIMカード使えるかは機種次第です。興味がある人は自分で調べてみてください。
Softbankの人はアメリカ放題というプランが有るらしいです。
格安SIMのBiglobeは国際ローミングのみで、海外パケホーダイがないです。
ちなみに、Android携帯の人は、勝手に繋がるのでSIMカードを抜いておきましょう。
外出時はフリーWi-Fiがあるところをたどっていた先輩もいますが、情報抜き取られる可能性もあります。
他に、ポケットWi-Fiを購入するのも一つの手です。価格comというサイトがあり(http://kakaku.com/mobile_data/world-wifi/)、その中からフォートラベルで500MB(通常プラン)を選んで使用するのも手です。保険に大学で加入していれば、フォートラベルの保険は不要かと思います。モバイルバッテリーはiPhone用のもので行けたのでいらないと思います。
4.服装
サンディエゴは冬でも非常に暖かいので基本的に日本の春、秋くらいの格好で大丈夫でした。ただ、朝晩は冷えることがあるので、ユニクロのウルトラライトダウンなど小さく畳めて羽織ることができるものを持っていると便利でした。
私は、内陸のキャニオン系のところへ旅行に行ったので、その時は、防寒が悲痛王でした。ラスベガスは、北の方でしたが、昼はわりかし暖かかったです。夜はそれなりに寒かったです。
また、サンディエゴは自然も多いので運動できる服装もあったほうが良いです。
5.散髪
私は、日本人経営の美容院に行っていました。シャンプー込のカット初回$50、2回目以降は$45と割高でしたが、腕は悪くないです。日系の店は、どこもこんなものです。日本と同じクオリティーを同じ値段では無理です。
友達や先輩には、アメリカ人や中国人が経営しているところに行っていた人もいました。相場は$10前後ですが、日本の美容師の様な技術はなく、バリカンで角刈りやおかっぱ頭にされていました。外国の人達は、そもそもそのようなカットをする必要がない髪質で、美容院という文化がないらしいです。
節約の為、3~4か月間、散髪しなかった人もいます。
6.年末の過ごし方
UTCのドラフトリパブリック(https://www.cohnrestaurants.com/draftrepublic)という飲み屋に行きました。ハンバーガーは高かったが美味しかったです。テレビでロサンゼルスのカウントダウンイベントを見て、近くにいた台湾人の人達3人と仲良くなりました。お酒も少しごちそうになりました。正月は、研究室先生の家で美味しいおせちとお酒を楽しみました。
同時期に、東海岸に留学していた友達は、ニューヨークに集まったのですが、西海岸から年末に行くのは、高くて断念しました。
他に、先輩たちは、オールドタウンでクラブミュージックのフェスに行ってきた人もいます。日本のクラブと違って色んな人種の人がいるので、安全だけには気を付けた方がいいみたいです。今のアメリカの情勢からしてあまりオススメできないかもしれません。
・観光スポット(入江先生とか、研究室の先生に聞けばもっと教えてくれることも)
・ダウンタウン
中心街です。何回か来ることになると思う。学会はここのConvention Centerで行いました。ミッドウェー海軍航空博物館(http://www.midway.org/)、サンディエゴ海事博物館(https://sdmaritime.org/)、サンディエゴ動物園(http://www.us-lighthouse.com/sandiego/guide/zoo/)、バルボアパーク(http://www.us-lighthouse.com/sandiego/guide/spot/balboa-park.html)などあります。サンディエゴ動物園は、おそらく食事は美味しくないので注意です(笑)。ショッピングモールとかもあるが、あまり珍しいものは売っていないので、一回行けばいいかなというかんじでした(笑)。ブランド好きな人は別なのかもしれません。以下、ダウンタウンのお店について。
・Hodad’s(http://hodadies.com/)
オーシャンサイド(本店)と、ダウンタウンにあるハンバーガー屋です。サイズは大きく、味も美味しいです。後述するBurger Roungeに肉の味こそ劣るが、値段と大きさで勝ります。
・Burger Rounge(http://cozy-sunday.com/2016/03/11/burgerlounge/)
サンディエゴ、ロサンゼルス等西海岸にあるハンバーガーショップです。研究室の先生一押しでした。肉の味がとても美味しかったです。ポテト、オニオンリング、シェイクも美味しいです。ただし、小さめで高いです。
・In-N-Out Burger(http://www.in-n-out.com/)
上記2つに味は劣るが、ハンバーガーショップの中ではかなり美味しい部類で、安いです。言うまでもないが、マクドナルドなんかよりは、はるかに美味しいです。行ってみてもいいです。ダウンタウンにはないのですが、ハンバーガー繋がりでここに記しました。
・Jack(https://www.jackinthebox.com/)
チェーン店です。行かなかったが、友達曰く、悪くないらしいです。
・Anthony’s Fish Grotto(http://www.anthonysfishgrotto.com/)
シーフードの店です。高かったが、美味しかったです。看板料理のイカのステーキは、変わった味付けで美味しく、とても厚かったが柔らかくて美味しかったです。
・Graystone The Steakhouse(http://www.greystonesteakhouse.com/)
サンディエゴに遊びに来た親に連れて行ってもらいました。美味しかったが高いです。普通に行くのは厳しいかもしれません。
・Chocolate Factory
結構有名なチョコレート屋です。ここでお土産を買いました。チョコは全体的に美味しいです。スイーツはココア飲んだが美味しかったです。ただし、かなり甘いです。
・The Old Spaghetti Factory(http://www.osf.com/location/san-diego-ca/)
サンディエゴに遊びに来た親がいったらしいが、美味しくないと言っていました。ミートソースとトマトスープが全部同じ味だったとか(笑)。
※他にも偶然入って美味しかったメキシコ料理屋や、研究室の先生達に連れて行ってもらったワインも美味しいパスタ屋があったのですが、名前忘れてしまいました…。
・オールドタウン
メキシコ人が移住してきた町。アメリカにいながら、一昔前のメキシコの雰囲気を味わえます。いろんなお土産とか買えます。一番評判が良いカフェコヨーテ(http://www.cafecoyoteoldtown.com/)に行ったが、美味しかったです。研究室の先生曰く、すし田所っていう寿司屋(http://sushitadokoro.com/)はとても美味しいらしいのですが、学生では高くてとても行けなかったです。
・リトルイタリー
イタリア人が移住してできた町です。朝市とかで種々の生パスタも売っています。トランプ大統領就任反対デモのときは、すごい人だかりだったです。友達と偶然入ったDavanti Enoteca(http://www.davantienoteca.com/)という店が、実はリトルイタリーの2トップの人気店(もう一つは、Buon Appetito(http://www.buonappetitosandiego.com/)という店らしい)だったらしく、とても美味しかったです。アンティパストのサラダとフォカッチャは特に美味しかったです。パスタは美味しいが、量は少なめでした。ペスカトーレがオススメです。結構辛かったがとても美味しかったです。ただ値段は高かったです。
・パシフィックビーチ
海の上に立っている家とかもあり、きれいな海が見えます。美味しいシーフード屋もたくさんあり、教えてもらったPacific Beach Fish Shop(http://www.thefishshoppb.com/)という店は、その場で魚を調理してもらえて美味しかったです。
・ラホヤ
金持ちたちが住みたがる海沿いのきれいな地域です。海で野生のアザラシが見える一押しのスポットです。僕も住んでみたいです(笑)。教えられたレストランでフィッシュタコを食べたら美味しかったのですが、店の名前忘れてしまいました。他に、サンディエゴNo.1の賞をじゅしょうしたジェラート屋に行ったが、そこも美味しかったです。研究室の先生にピザを食べさせてもらったが、美味しかったです。僕らの送別会では、Herringbone(http://herringboneeats.com/)というバーや、名前忘れたが、ビール屋やメキシコ料理屋に連れていてもらってそこもよかったです。Herringboneは、4時から6時のハッピーアワーなら1個1ドルで牡蛎が食べられます。美味しかったが、値段相応で小さかったです(笑)
・サンセットクリフ
きれいな海が見える地域です。空気がきれいで海も透き通っていました。
・UTC
巨大なショッピングモールがあります。大して珍しいものはないです。フードコートは最悪とのことです(笑)。近くに美味しい店があるので下記に紹介します。
・Draft Republic(https://www.cohnrestaurants.com/draftrepublic)
大晦日に行ったバー。ハンバーガーは美味しかった。
・Star Anise Thai Cuisine(http://www.staranisesandiego.com/)
タイ料理の店です。美味しかったです。トムヤンクンは美味しかったがかなり辛いです。
・Pho UTC&Grill (http://www.phoutcandgrill.com/)
ベトナム料理の店です。クレアモントのPho T Caliより、ベトナムっぽさはないが、逆に日本人好みかもしれません。普通に美味しくてオススメだが、個人的には上記のPho T Caliの方が好きかもしれません。
・コンボイ、クレアモント
クレアモントは、僕が住んでいて、映画館等がありました。コンボイにはアジア系の店がたくさんあります。
・Little Sheep Mongolian Hot Pot(http://www.littlesheephotpot.com/)
クレアモントにある、モンゴルしゃぶしゃぶの店です。美味しいです。平日のランチなら12ドル弱で食べられるのですが、普段は高かったです。東京にもあります。近くにいれば。昼食も悪くないです。
・Ramen Yamadaya(http://www.ramen-yamadaya.com/location.html)
クレアモントにあるとんこつラーメン屋です。普通でした。
・Pho T Cali(http://www.photcalisd.com/)
クレアモントにある、ベトナム料理の店です。研究室の先生一押しでした。ここのフォーはベトナム人曰く一番おいしいらしいです。入江先生曰く、他にも美味しい店も確かにあるが、あとは好みらしいです。生春巻きは一番らしいです。実際フォーも春巻きもチャーハンも美味しく、チャーハンは、日本や中華料理店にはない独特の味でした。
・Bombay Coast(http://www.bombaycoast.com/)
クレアモントのインド料理店。本店。美味しいです。UCSDにもあるが、こっちが断トツです。
・Robataya Oton(http://otonsd.com/)
コンボイにある、本当の日本料理の店です。確かに美味しいが、日本の同レベルの店に比べると高いです。仕方ないです。
・Wa Dining Okan(http://www.okanus.com/)
上記のRobataya Otonの姉妹店です。行ったことはないです。小さい魚で高いなどコスパは悪いらしいです。研究室の先生曰く、ふざけているとのことです。ここ行くなら自分で作った方ましらしいです(笑)。
・Rakiraki Ramen & Tsukemen(http://www.rakirakiramen.com/)
コンボイの人気ラーメン屋みたいです。味噌つけ麺食べたが変わった味だった。悪くない。でもそこまでではなかったです。
・Santouka Ramen (Mitsuwa Market)(http://www.santouka.co.jp/en)
ミツワマーケットの中にあるラーメン屋です。クレジットカードが使えなかったです。味は普通でした。
・ミツワマーケット(http://www.mitsuwa.com/locations/san-diego/)
日本のものが売っているマーケットです。ニジヤマーケットより大きいです。クレープは普通でした。
・ニジヤマーケット(http://www.nijiya.com/)
日本のものが売っているマーケットです。ミツワマーケットより小さいです。
・ザイオンマーケット(http://www.zionmarket.com/sale/storeall.htm)
韓国のものが売っているマーケットです。パン屋が美味しいらしいです。
・チャイナマックス(http://www.chinamaxsd.com/)
コンボイの中華料理店です。上海チャーハンはエビがぷりぷりで美味しく、点心類も美味しかったが、クレジットカードはスキミングされるので注意です。現金で支払おう。サービスは最悪でした。気にはならなかったですが。
・Dumpling Inn & Shanghai Saloon(http://www.dumplinginn.com/)
コンボイにある台湾人一押しの中華料理店です。普通に美味しかったが、小籠包の肉汁は少なかったです。チャーハンなど普通に美味しいです。
・Emerald Chinese Cuisine|Bar & Lounge(http://www.sdchinesecuisine.com/)コンボイの中華料理屋。美味しいです。友達が一番好きな中華料理屋でした。
・サンディエゴ動物園サファリパーク(http://www.sdzsafaripark.org/)
色々な動物がいます。バスで回ると野生の動物に会える感覚が味わえます。動物の種類はサンディエゴ動物園の方が多いです。食事の質はお察しです(笑)。サンディエゴ動物園とのペアチケットもあり。安くなります。
・シーワールド サンディエゴ(https://seaworldparks.com/en/seaworld-sandiego/)
ちょっとしたアトラクションがついた(しかし遊園地と言うには程遠い)水族館です。僕が行った時は校風でいくらかが止まっていました。しかし、ジェットコースターはスモールサイズながら侮れないです。上がらないで加速装置で加速するのでいきない加速して案外怖いです。主にイルカやシャチのショーが目玉です。大きい生き物のショーは見る価値ありです。シャチの新しいプールが完成していなくて小さいプールで見なければならず、迫力が減少していたのが残念でした。レゴランド、ロスのディズニーランドとのペアチケットもあり。安くなります。
・レゴランド
レゴの建物とかがいろいろある遊園地です。アトラクションは、子供向けです。大人でもレゴが分かる人が行けばたまらないです。歩くのをメインと考えれば、満足は出来ました。分からない人が行けば退屈らしいです。ジェットコースターは意外と怖いらしいです。入園料95ドルと高いです。シーワールド、ロスのディズニーランドとのペアチケットもあり安くなります。UBERで片道30分と遠かったです。
・ディズニーランド(ロサンゼルス)
リバーサイドマラソンの後に連れて行ってもらえました。おなじみです。面白かったです。ただし、晴れの日はかなり並びます。1アトラクションに1時間並ぶのはザラみたいです。私は、小雨の日に行ったので、比較的空いていました。絶好のディズニー日和でした。
・リバーサイド市
日本の仙台市と姉妹都市交流しています。ハーフマラソンの招待選手で行きました。自然公園、オレンジ畑、メキシコ料理屋、庭が綺麗な美術館、仙台から寄贈された日本庭園とかがあって良かったです。オレンジは美味しく、研究室へのお土産にしました。腐りやすいので注意です。お昼に一回、一人でSimple Simon’s Bakery & Bistroというサンドイッチ屋に行ったが、いたって普通でした。泊まったHyatt Place Riverside Downtownというホテルは、とても良かったです。(https://riversidedowntown.place.hyatt.com/en/hotel/home.html)。
・ハリウッド
リバーサイドマラソンの後に連れて行ってもらえました。面白かったが、町のコスプレした人と写真を撮ったりCDをもらったりすると、$20前後のチップを要求されました。断りましょう。
・ラスベガス
友達何人かで旅行に行きました。カジノの他に、ベラージオ、リトルパリ、ニューヨークニューヨーク、シルクドソレイユのオーのショー、ストラトスフィアタワー(http://www.stratospherehotel.com/)からの絶景とアトラクション、無料のサーカスサーカスのサーカスを楽しみました。ある伝手でショーの終了後舞台裏を見せてもらえました。
ページのグランドキャニオン、ザイオン国立公園、ホースシューベント、アンテロープ等の大自然も見ました。名前を忘れたが、野生動物に会える有料スポットにも行きました。
・Le Village Buffet
ラスベガスの定番のビュッフェ形式のレストランです。コスパは良かったです。ローストビーヅとかは美味しかったです。
・ペパーミント?(すみません、名前忘れました。)
サーカスサーカス付近にあるアメリカの家庭料理屋です。全体的に美味しかったです。付け合わせのパン、ベーグルも良かったです。オムレツとステーキのサラダを頼んだが、相当量が多かったです。オムレツは10個卵を使っているとか。余った分はテイクアウトして朝も食べました。
・Pinks Hot Dogs(http://www.pinkshotdogslv.com/)
ロサンゼルスのホットドック人気店です。本店と比べて、こっちは味が落ちるらしいです。普通でした。
・Yang Kang Street
台湾料理屋。美味しかったが高かったです。台湾風ワンタン麺と焼売はかなり美味しかったが、ラーメン一杯$20しました。
Q3. なぜその場所(国・大学)、その期間を選んだか
-場所について
とにかく、その当時は米国に留学に行ってみたかったです。初心者なので、安全なところというのも大きな理由です。
-期間について
私の大学では、3年生の後半は基礎医学の研究室配属でした。そのうち約4か月を使用して留学させていただきました。
Q4. 留学に至るまでの準備について
1.部屋の探し方と実際に住んだ場所の情報
一つ目のホームステイ先は、Homestay.comというサイトを用いて見つけました。そこでは家賃を返されずに追い出されたトラブルにあってしまいました。理由も事実無根で、言いがかりに等しいもので、このことをサイトに報告しても、全額は返金してもらえなかったです。そういうサイトは、トラブルには一切責任をおってくれないので注意です。家賃は、一泊32.50ドル(月975ドル)で、2016/11/8~2017/2/28の期間で合計3607.5ドルでした。最初にdepositとして541.12ドルをサイト上で、クレジットカードを用いて支払い、残りは、直接大家さんに現金で支払いました。しかし、2016/12/11からは、利用できず、返金もされませんでした。
2つ目のホームステイは、研究室の先生に見つけてもらいました。老夫婦の家で、とても親切でした。働き+学生をしているお孫さんが、隣の部屋を使っていて、家賃は月900ドル、2食付きでした。元プロフェッショナルシェフの旦那さんが作ってくれてとても美味しかったです
ちなみに、別の研究室から一緒に行った友達や前の先輩は、その研究室の先生からホームステイ先を紹介されたりもしていました。
他にも、「YES ESL international」という悪徳サイトを用いて、ホームステイ探しで失敗した先輩もいたそうです。
以下に、ホームステイを探すときの注意点を記します。
・契約時の書類は必ず印刷して手元に置いておくこと。
・キャンセル料金、通学時間、食事提供などの契約内容をしっかり確認すること。
・斡旋された家がどこにあるのか、本当に存在するのか、確認すること(場合によっては自分で直接ホームステイ先に連絡してみてもよいかも)
・自転車貸し出しますとか書いてある業者もありますが、基本サンディエゴは坂だらけで間違いなく不要です。
・空港からの移動は多分研究室の人がやってくれるので、頼まなくて良いはずです。(中にはホームステイ先まで100ドル要求してくる悪徳業者もあるようです)
・ホームステイは、老夫婦は当たりが多く、若い子連れの家は、ハズレが多いとのこと。
基本アメリカは何が起きても不思議でないので慎重にやりましょう。契約する前に研究室の先生に一度内容について確認してもらってもよいかと思います。
2.VISAについて
3か月以上なので、VISAが必要です。J-1ビザをとりました。詳しくは割愛しますが、ビザの取り方は、米国大使館のサイトを参考にし、必要書類は向こうの研究室の指示に従いました。結構時間がかかるものもあるので早めの準備が肝心です。
3.学会について
2016年度は、サンディエゴで11月に開かれた、Society for Neuroscience主催の学会に参加してきました。その事前準備として、アカウント登録、参加学会への申し込みをしました。これも、日本の大学や、向こうの研究室の先生の指示に従いながら行いました。
4.航空券について
成田空港からサンディエゴ国際空港までの直行便がJALから出ていました。往復で200,000円程度でした。
長期滞在になると学生ロングステイ7というプランで安く購入可能でした。
ホームページからの購入はJALカードnaviというカードを持っていないとできないのでそうしました。しかし、このカードは、僕はひと月の上限利用額を10万円までに設定したため、別の予備のカードを用いて購入しました。尚、JALカードは、書類に不備があると、提出し直しを求められ、その分発行が遅れるので注意しましょう。一般的にクレジットカードの発行には何もトラブルがない状態で4週間程度と言われています。
他に、JALの電話申し込みで購入した先輩もいて、この方法だとJALカードnaviは不要で学生証のみで大丈夫みたいです。しかし、手数料別途2000円前後かかります。恐らくクレジットカードによる購入です。この場合、電話が非常に混んでいるため、余裕をもっての購入をオススメします。
KNTでもこの航空券は購入できるが、手数料で1万円ほどと割高です。
5.大学の教務課への提出書類
指示に従いました。
6.お金の管理について
自分は基本クレジットカードで生活していました。
アメリカではカードが使えるところがほとんどなので、困ることはほとんどなかったです。山頭火というミツワのラーメン屋で使えなかった位です。特別美味しいわけでないので行かなくて大丈夫ですが(笑)。カード会社としてはVISA、マスターカードが良いと思います。得体のしれないカード会社だと、スキミングされたときなど万が一の時の補償などに乏しい場合が多いです。JCBは対応しているお店ところが少ないです。
アメリカはサイン文化なのでしっかりカードの裏と同じようにサインをかけるようにしておく必要があります。
現金についてはキャッシュパスポートという、日本から入金できて現地のATMで引き落としができるカードを用意していきました。デビットカードとしての利用もできます。
また、出発時に二万円程度ドルに換金して持って行きました。100ドル札など高額紙幣は偽物だと疑われたりして受け取ってもらえないことが多いので、換金時になるべく細かいものでもらうのがベターです。
クレジットやキャッシュパスポートの口座の管理として、オンラインバンキングで振り込みや残高確認できるようにしておくことは重要です。
デポジットなどの出発前の現金のやり取りには、為替証書、bank-checkといった郵便局の住所宛て送金を使うのも比較的安全です。大金を持ち歩くのは怖いです。
あと、家賃の支払いは、一括払いはNGです。できるだけ分割払いにし、締め切りぎりぎりまで支払わない事が肝心です。一旦払ってしまうと私のようにお金返されずに家を追い出されるなどのトラブルに巻き込まれる可能性が大きくなります。万が一の時は、誰か大人に先生に相談しましょう。万が一、警察いく、スモールクレームコートという弁護士不要の5000ドル以下の少額裁判(弁護士費用はアメリカで非常に高い)を起こすなどを行う時も、学生ではとても対処できません。
7.持ち物
基本普段生活している上で必要なものを持っていけば大丈夫でした。一週間の旅行に行く位の分を持っていけば回ると思います。最悪不足したものは現地購入できます。あとは、研究室で使うパソコン、ノート、筆記用具、諸書類のコピーくらいでした。
8.医薬品
現地の医者にかかるのは面倒でかつ費用がかかるため、なるべく持っていくと良いかと思います。スーパー等である程度の薬は購入できます。
9.おみやげ
ホームステイの人たちに手ぬぐい、扇子、お菓子といった日本らしいもの買って行くと喜ばれました。
10.書類等
パスポート、VISAといった重要な書類はコピーをとって分けておきましょう。
国際免許証はとっておくと行動の幅が広がると思われます。
ただし、レンタカーを借りる時は、日本の免許も必要です。国際免許証は、日本の免許証のコピーでしかありません。僕は、運転しないので取らなかったですが。学生の運転はリスクが高いので注意です。
Q5. 準備、留学中の両方について、「こうしておけばよかった」と思う反省点と、自分なりに工夫してよかった点
1.英語
研究室は日本人の研究室なので、そこまで苦労しなかったのですが、やはり、につい情会話とかももう少し勉強しておいた方が良かったです。
2.ホームステイ
上記の通りトラブルに会ってしまいました。ホームステイでよくあるトラブルとか、危ないホームステイの特徴、サイトでの契約の危険性などもう少し勉強しておくべきでした。
3.アメリカの法律、裁判制度、警察制度など
上記のトラブルになった時、一度は、裁判も考えました(結局は、滞在日時、資金、言語の理由などから断念しました。)。ハードルは高いですが、やはり、渡航先の法律や、裁判制度、警察制度、トラブルへの対処などは可能な限り勉強しておいた方がいいです。私も何の根拠もなく大丈夫と思っていたらトラブルに巻き込まれてしまいました。自分は大丈夫という思い込みは捨てた方がいいです。
4.実際にあったトラブル集
やはり、サイトやブログなどで、渡航先でのトラブル例や、対処例などを見ておいた方が良かったです。
Q6. 留学していた場所について
米国のカリフォルニア州のサンフォード・バーナム研究所というところに留学させていただきました。お世話になっていたのは、日本人の先生方の研究室で、皆親切にしてくださりました。もちろん、他の研究室は、外国人の研究室です。
サンディエゴは非常に暖かく、治安も米国の中では断トツに良く、非常に暮らしやすかったです。
一説によると、カリフォルニアの諸地域は暮らしやすく、海などのレジャーに困らないため、ミネソタなどの寒い地域に比べて遊んでしまって、研究や臨床が進まないという人もいるみたいです(笑)。
Q7. 留学中どのような人とかかわったか
・一緒に行った友達
・合流して、ラスベガスやグランドキャニオン行った友達
・研究室の先生方
・ホームステイ先の人達
・年末のバーで会った台湾の方々
・一緒にレゴランドに行った日本からの留学生
Q8. 英語の能力はどう変化したか
研究室が日本人の研究室で、ほぼ日本語だったため、そこまで必要に迫られなかったです。日常会話はたくさんしました。
Q9. 留学のメリット/デメリットについて
-得たもの
・日本と米国の研究者の待遇の違いについて
・米国の研究室での日本人の先生の働き方について
・日本人の先生方とのつながり
・旅先であった多くの人との出会い
・旅行、観光
-失ったもの
・お金(ホームステイトラブルで更に痛い出費)
・走力(なかなかトラックに行けないため、強度の高い陸上の練習が出来ず、遅れは生じてしまいました。)
-得られなかったもの
・実験の成功(←最後の実験も失敗に終わってしまいました。仕方ないです。)
・ハーフマラソンの自己ベスト(リバーサイドはアップダウンが多い難コースでした)
Q10. 現地で苦労した話について
何を差し置いても、1つ目のホームステイでのことです。皆さんも気を付けましょう
Q11. 留学について意識し始めた時期とそのきっかけ
USMLEという試験が存在すること、大学の先輩方から留学に行ったとかの情報を聞いたり、3年次と6年次に行けるとか聞いていたので、とりあえず漠然と行ってみたいと自然に思うようになりました。
Q12. 留学後の展望について
いつまた留学できるのか、そして本当にする機会に恵まれるのか未定ですが、とりあえず、USMLEをとることを目標に頑張ります。
Q13. 最後に一言(後輩へのメッセージなど)
とりあえず、行けるならどこでも留学してみた方がいいです。話を聞くだけよりも、実際に行ってみて、自分の目で確かめてきた方が印象にも残りますし、イメージと違う経験が多々あります。
もし何か聞きたいことがありましたら、誰かフェイスブックとかの共通の友達に聞いてみるか、下記のメールアドレスに連絡するかお願いします。